和美ちゃんスクールライフ
和美ちゃん 10話文化祭編?
作:kagerou6
「遅いじゃないの(怒)」
教室に帰るなりぼく達は皆からそう言われてしまった。
「「お・・・遅くなんて・・・」」
「「「「ホントかなぁ?」」」」数人がそう言いながらぼく達に事を見つめている。
「な・・何もないって!」
「そ・・・そうだよ」いいわけ?している佐藤に、ぼくも一緒に言っていた。
「ホントか?/なの?」数人の男女がそう言ってぼく達に迫ってくると、なんだか怖い気がしてぼくは後ずさりをした・・・
ドン!
・・・あれ?・・・いきなり下がれなくなって振りかえると、佐藤と目が合ってしまった。
「「「あ〜あ!やっぱり!!」」」
廻りからそう言われ、佐藤の顔が赤く変わっていく!
その顔につられてぼくもなんだか恥ずかしい気がして俯いてしまった!
「「「連行しろ!」」」
廻りでそんな声が出ると、ぼくは女子に委員長は男子に捕まっていた。
「和美・・・佐藤君となにしてたのよ?」片隅に連れていかれ、そう言いながら迫ってくる女子!
「な・・・なにしてたって言われても、なにも・・・」そうしどろもどろになりながら言い返すぼく。
「ホントに?」そう言いぼくの事を見つめる彼女。
「ホントだってば!」そう力説するぼくの言葉に、彼女はホッとした顔をしていた。
「委員長の事好きな子多いのよ」
ぼくの言葉を聞いてホッとしている彼女の脇からか佳子がぼくにそう教えてくれた。
「え?・・・そうなの、委員長ってそんなに?・・・」そう聞き返すぼくに佳子は頷いた。
「だって・・・カッコ良いし成績トップだし・・・」うっとりしながらそういう佳子!
「だから・・・和美もそうだと思ったんだけど・・・」佳子がそう言ってぼくの事を見つめていた。
「へ?・・・佳子?」驚いて聞き返すぼく。
「だ、だ、だ・・・だって・・・委員長引っ張っていくしさ・・・」今度は佳子がしどろもどろになりながら答えている。
・・・ははぁ、こいつか原因は!・・・佳子の様子にそう感じたぼくは
「ふ〜ん、自分は田中君とデート!してきたからって・・・ぼくまでそんな目で見なくても・・・」と、言ってやった。
「あ・・和美、なんでそんな事・・・」佳子が慌ててそう言い廻りに目を向けている。
「「「佳子ちゃ〜ん?」」」
数人の女子が段々と佳子を囲んでいる。
「あ・・・あの・・その・・・」佳子はそう言いながら必死になっていい訳を始めていた。
「ところで和美はなんで遅かったの?」佳子を見送っていたぼくに、志乃が聞いてきた。
「そだ・・・佳子のことなんて構っている場合じゃないんだ!」
ぼくは志乃に皆を集めてくれるように頼んでいると、佐藤も男子を説得出来たらしくぼくの傍に来てくれた。
「和美どうしたの?、いったいなに?」志乃に呼ばれた皆が集まると、亜紀がそう聞いて来る。
「あ・・・あのさ・・・」ぼくはさっきの事を思い出すと上手く喋れなかった。
「じつは、さっき・・・・」そんなぼくに代わって佐藤が順を追って説明を始めた。
・・・さすが、佐藤君!・・・つい見つめているぼく(笑)
「おいおい、さっき委員長の言っていたのとは違うんじゃないのか?」ぼくの様子に一部の男子が騒ぎ出していた。
「そうよ、和美・・・さっき言っていたのは嘘なの?」そう言い女子まで騒ぎ出す始末;;;
「まぁまぁ・・・斉藤さんはさっきの事で動揺しているんだから・・・」佐藤はそう言ってひとつ咳払いをした。
「じつは、さっき偶然ある教室に入って・・・」佐藤は勿体付けた言い方をしていた。
その様子に廻りはシンとして佐藤を見つめている。
・・・よしよし、皆聞いてくれればきっと・・・ぼくはじっと言うタイミングを待っていた。
「そこは信じられないものが置いてあったんで、斉藤さんは動揺してしまったんだ!」
そう言って佐藤はぼくの事を見つめ
「その動揺してしまったものって言うのは・・・」
佐藤はマイク代わりに手にしていた丸めた雑誌をぼくに差し出した。
ぼくはそれを受け取り皆を見渡すと、全員が息を飲んでぼくの事を見つめ返していた。
ぼくは丸めた雑誌を口に近付け
「ぼくの写真、イベント同好会ってところで売っているんだ!」
そう言って、皆を見つめ返した。
しーん;
誰もが何も言わないで、ぼく達の事を見つめていた。
・・・あれ?なんで・・・ぼくと佐藤は顔を見合わせ、また
「海の写真とかうっているんだよ/ぞ!」
しーん!
・・・あ、あれ、反応が・・・ぼくと佐藤は余りの反応の無さに呆然としてしまった。
「はぁ〜;;;」
佳子が大げさに手を広げながら
「委員長も和美も知らないみたいだね」
そう言って皆に振り向くと、全員が”うんうん”と頷いていた!
「ウチの高校、結構進学校として有名じゃない?」「佳子がそう言うと皆が頷く。
「だから、文化祭とかあまり活発じゃなかったんだって」
「じゃなかった?・・・なにそれ?」ぼくが聞き返すと
「先輩が言っていたんだ」そう佳子が答えた。
「でも、今の校長がさ・・・」そう言いつつ佳子は笑い顔に変わっていく。
・・・伯父さんが?いったい何を?・・・ぼくは気になって佳子の事をじっと見つめていた。
「盛り上げた人、クラス、部に特典を出しているの♪」
「特典?・・・それって・・・ホントなの?」ぼくと佐藤が佳子にそう聞と彼女は頷いた。
「そう!・・・聞いた話だと、イベント同好会は旅費が出たとか・・・」
「そうなんだ・・・それであの海の・・・」ぼくはそう言っておかしな事に気付き、佐藤と佳子に目を向けた。
「あのさ、あの海のイベント・・・そんなにメジャーだったかな?」そう聞くと、二人ともあれ?って顔に変わっていく。
「よくある海のイベントだよね?」
「そうだよな、多分海の家なんかの協賛かなんかだろうし?」
「「おかしいよな・・・同好会がいくようなはず無いモンなぁ?」」ぼく達は声に出して考え込んでいた。
「あれ?田中君・・・どこ行くの?」部屋から出ていこうとしている田中を志乃が見つけて顔をかけた。
「あ・・・ちょっと用事・・・」そう言いながら足は部屋の外に向かっていた。
「そう・・・じゃあ・・・」志乃が言いかけ田中がドアに振りかえると、なぜか佳子が田中の前に立っていた。
「どこに行くの?」
「ちょ・・ちょっと用事が・・・」
「なんの用事なの?・・・田中君?」佳子の迫力に動けない田中!
「さっき、何も言ってなかったわね?」そう言って田中を部屋の中央に押し戻す佳子。
「どうして、急にできるのかなぁ?」
佳子の言葉に顔色がどんどん変わっていく。
「どうかしたの・・・そんなに顔色悪くして・・・」佳子はじっと見つめながら
「まさか・・・海の写真って、貴方が・・・」佳子の言葉に田中はいきなり走り出そうとしていた。
「逃げるな!」佐藤がそう言って田中の肩を掴み押さえ込んだ。
「田中君・・・本当なの?」佳子がそう言って田中の目を見つめる。
なにも言わないで顔を背ける田中。
「そういえばイベント同好会って・・・写真投稿者に謝礼!を出しているって噂があるよね」志乃がそう言うとさらに顔色が悪くなる田中。
「そうなんだ・・・田中君」佳子は田中を掴んだままため息をついていた。
「さっき奢ってくれたの・・・和美の写真を売ったお金だったんだ」少し震えている佳子。
「なんとか言いなさいよ!」そう言う佳子の目に涙が浮かんでいた。
「佳子・・・ごめん」いきなり抱きしめ田中は白状していた(笑)
「どうして、和美の写真を」震えている佳子がそう聞くと
「たまたま、同好会のやつに写真見つかって・・・」
「どうして・・・和美の写真・・・」
「あいつらが高く引き取るからって・・・」田中がそう説明をしていた。
だから・・・どうして和美の写真を・・・」
「さっきから言っているだろう?」
「だからどうしてあたしの写真じゃないのよ〜〜〜」
佳子の言葉に全員がコケた(笑)
「しゃ・・・写真の件はもう仕方ないしさ・・・」志乃がそう言い、ぼくに目を向けた。
「和美・・・恥ずかしい写真、あるわけでもないでしょ?」
「うん・・・海の浴衣のやつ・・・」
「ならここと同じじゃない?・・・我慢しなきゃ♪」
「そうだね・・・水着のじゃないし・・・」ぼそぼそ言うぼくの言葉に、男子全員が顔色を変えた・・・極々一部を除く;;;・・・
「「「和美ちゃん・・・海の写真、水着あったの?〜」」」
大勢の男子がじっとぼくの事を見つめながらそう言って近付いてくる。
中のは目が血走った危ないやつも・・・・
「な・・・ないよ、ぼく・・・持って無いったら」手を振りながら後ずさりをしそういうぼく!
「「「それじゃあ・・・・」」」そう言うと男子の目が田中に、注がれる!
「さっさと出しな!」そう言われたが、田中はブンブン首を振って否定している。
「ないよ・・・そんな美味しい写真なんて・・・」そう言って言い訳する田中。
「なにが、”美味しい”のかしら?・・・教えてくれない?」そう言ってまた佳子が田中に詰めよって行く。
その後の田中の事は、あまりにも悲惨なので割愛しておく(爆)
「まさか佐藤・・・」数人の男子が海に行ったメンツに委員長がいた事に気付き、目を向けたが
「俺が・・・どうかしたのか?」先にそう言われ、なにも言えなかった。
「イベント同好会にこれ以上ネタ!を提供するわけにはいかないな」佐藤は落ちついた声で皆にそう言い、じっとクラス中を見渡した。
「明日は学校外のお客も来る、奴らはウチばかり追いかけはしないだろう」佐藤は少しの間ぼくの事を見つめてそう言った。
・・・そか、そうだね・・・ぼくは頷いて佐藤に答えた。
「さ、もう遅いから後片付けして・・・」佐藤の言葉に皆が動き出した。
「佐藤君・・・ありがとう」片付け終わり疎らになった教室でぼくは佐藤に話しかけた。
「・・あ・・・斉藤さん」考え事をしていたのか驚いてぼくの事を見つめる佐藤。
「ありがとう・・・って?」
「うん・・・さっき水着の事誤魔化してくれて・・・」ぼそぼそ言うぼくの言葉に、佐藤の顔が赤く変わっていった(笑)
「あ・・・あぁ、あの事・・・」少し焦って答える佐藤。
「やっぱり・・・恥ずかしいから・・・」ぼそぼそ言うぼくに、佐藤はじっとぼくの事を見つめていた。
「やっぱり海に行かなきゃ・・・こんな事だって起きなかったんだね」ため息をつきながらそう言うぼく。
「そんな事無いよ!」
佐藤はいきなりそう言って
「俺・・・ぼくは斉藤さんと行けて楽しかったよ!」
そう言う佐藤の迫力にただ頷くぼく。
「水着だって浴衣だって、可愛かったし♪」言いつづける佐藤。
「写真だって一杯撮って・・・」そう言いかけ、佐藤は口を閉じた。
余計な事まで言ってしまった事に気付いたからだ。
「一杯って?・・・なんなのそれ?」ぼくがそう聞いても、佐藤はなにも答えて顔を赤くしていた。
「まさか佐藤君、ぼくの写真で・・・」そう言うぼくの言葉になにも言わない佐藤。
「佐藤君のバカ〜!」
右拳のコークスクリュー(笑)が佐藤のあごにヒットし、佐藤はお星様に変わった(嘘;;;)
翌日、写真を手にした多くの男子生徒が和美にサインを貰うべく朝から並んでいた(合掌);;;;
11話へ続く
ども、mk8426です。今週も週刊「和美ちゃん」は1日遅れです(核爆)。
知らぬは○○ばかりなりという言葉がぴったりですね。そして事態はとどまるところを知らず・・・。
2004.04.15 mk8426