・・・あの娘はア・イ・ド・ル?・・・

喫茶KUBOTA・5  

作:kagerou6

 

 

「ちょっと・・・ぼく・・・そんな・・・」腕に力を入れながら、彼に言い返していた。
「なんで・・・さっきの娘を・・・」そう言いながら、顔を近づけてくる彼?
脇から見たら、恋人にキスするようにしか見えないこの体制!
実はとっても!おかしいカップルなのである!(笑)

彼は実は女性で相手が女のこ(謎)と、知って迫っている(笑)
彼女は実は男のこだけどノーマル(笑)の為、女性の彼!(笑)を拒んでいる・・・・・
とっても、頭の痛くなるカップルなのである・・・(しまった〜、すげ〜めんど〜by作者)

「なんだってぼくなんか・・・に・・・」何とか逃れようと腕に力を入れているが、いかんせん浴衣(笑)で帯が苦しいので、ちからなんて入らない(涙)
「可愛いじゃないの・・・真美・・・」ぼくの抵抗を見ながらそう微笑む朝美さん!
・・・まさか、朝美さんて・・・ふと、頭にある言葉が浮かんでいた!

レ○!

・・・姉さん、たしか女子高で・・・朝美さんのことを見つめ返しながら思い出していたぼく。
・・・たしか、人気者がいると。まさか・・・彼女が・・・
「・・・朝美さん・・・」なんとか抵抗し唇を避けながら、彼女に声を掛けた。
「なんだい・・・真美?」そう答えながらも、しつこい朝美さん!
「姉さん・・・どうしたの?」その言葉に一瞬動きが止まった!
・・・図星か・・・

「あいつがいたせいで・・・」いきなりぼくを押さえていた手に力が入った!
「あいつって・・・姉さん?」
「そうよ・・・あいつがいたせいで・・・」泣きながら力を入れてくる朝美さん!
「あいつがいたせいで・・・・私は”彼女”に振られた(涙)のよ〜〜〜〜」
・・・ズル!・・・いきなり腕の力の抜けたぼく!
・・・おいおい・・・逆恨みかい(涙)・・・抵抗しながら姉の顔が浮かんでは消えた!
「だから・・・雅美の大事な妹を・・・」そう言って笑う顔にはまるで悪魔が乗り移っているかのようだった!

「ちょっと待って・・ぼく・初め・・て・・・」なんとか逃げようとしてそう言ったら、なんだか目つきが変わった気がした(謎)
「それは・・・それは・・・」
「なにがよ?」
「初めてなんて・・・チョーラッキー!
「痛くしないから・・・」そう言い腕に力を入れる!
「やだ・・・こんなの・・・」
「初めだけよ・・・優しくするから・・・」

 

「「「「ちょっと、待った!」」」」

脇から突然声がして、彼は振り向いた。
「・・・だれだ!・・・」
「真美ちゃんになにしてるんだ!」木村はそう言って一歩前に出て彼に近づいていく。
「・・・まったく、なんてやつだ・・・」
「・・・困らせるのは、見逃せないな・・」そう言って山口が後に続き、当然武田・川島(初登場!)も・・・
4人はぼく達を見つめていた!

「なにがだ・・・真美は俺の・・・」
「お前は・・・その格好で”今のセリフ”を言えるのか?」そう、さげすんだ声で言う。
実際、朝美さんはぼくを襲う!(涙)体制なのだから・・・
「その手は・・・いったい?・・・」
「こ・・・これは・・・」何も言えない彼は、どうここを切りぬけようか考え始めたようだった。
相手は4人!
いくら女性としては強くても・・・武道をやっているわけではない!
まぁ・・普通の男性並なのだ!・・・それだけでも、かなり怖いが・・・

「真美ちゃんには俺のような包容力のある男!が、似合うのさ!!」彼はそういって笑う!
「包容力・・・ふっ・・」そう・・・一人が対抗して笑う!
「ジジィは・・・これだから・・・」両手を広げ”ついていけない”といわんばかりである!
「俺の事・・・ジジィだと(怒)」
「俺よりはジジィだ!」
「もう・・・若くないから・・・・」
「そうやって・・・若い娘しか目が行かないなんて・・・」

「若いな・・・」彼はそういって手にこめた力を抜く。
・・・あれ、これならもう少しで・・・ぼくはそう感じながらじっとしていた。
「それしか・・・取柄!がないから・・・」今度は彼が笑った。
もう、ぼくの事なんて忘れているのか段々力が緩んでくる。
「・・・取柄?・・・」
「自分に関係無い・・・若さ!しか取柄が無いなんて・・・」
「何が言いたいんだ?」
「なにも出来ない子供にはようが無いのさ♪」
「・・・子供か・・・」
「そう子供!」
彼はそういってニヤリと笑った!
どうやら、この言葉で相手を圧倒したと考えたのだろう!
ただ、なにも言えないあいつらを見下したかのような態度で居たのだ!

「ま・・・子供って言われても仕方ないか」いきなりそう言い出した!4人組・・・・
・・・おいおい、ぼくのこと助けるんじゃ?・・・そう突っ込みたくなる返事だったからだ!
「まだ・・・成人前だし・・・」そう言いながら笑って彼を見つめる。
「まぁ・・・一人暮し!しているから、そう言えるだろうね!・・・」
その言葉に彼の眉がピクリ!動いた。
「ここまで言うからには・・・親と同居なんてしているはずないよな!
「もちろん・・・・自立した大人!なんだろうから・・・」
「責任を持てる大人!が・・・そんな事する訳が・・・」
「そうだよ・・・こんなに言ってんだから自立!した生活してるんだよ!」そう言いたい放題言って彼を見つめた!
その目はあんな事言ってんだから、それくらいはしてるんだろうな!・・・そう、脅している目であった!

「そ・・・それは・・・」きちんと答えられない彼に4人は笑っている。
「結局・・・子供なんだ!」
「しかも・・・年がいっているだけ!しまつないよな・・・」
「なんだと!」4人に言われ、もう最初の目的?を忘れた彼は腕の力を抜いた。

「とりゃ〜!」

その一瞬、彼が実は女性;;である事をコロっと忘れて(笑)投げとばしたぼく!・・・・実は真美(真)は小さい頃合気道を習っていた(ご都合主義作者(^^;;;)

体は綺麗な弾道を描き、空を舞った!
一瞬空気が凍り付き、4人の目がぼくを見つめる。
そして彼も、ぼくを見ていた。
「・・・・」口を開きかけ、何かを言い出そうとして・・・

ズッシ〜ン

貞操の危機?に投げ飛ばしたぼくは、横たわる朝美さんをボ〜と見ていた。

「「「「真美ちゃん・・・強え〜〜〜」」」」

脇から4人がそう言い、ぼくの事をジロジロ見ている。
・・・うぅ、つい・・・投げ飛ばして、今更しまったと気付いたぼく。
・・・まさか、今ので気付かれるなんて事・・・ぼくはひやひやする気持ちで4人に目を向けた。

「え・・あ・・・ちょっとね・・・」いい訳してごまかそうとしているぼくを無視して、4人は彼に近付いていく。
「・・・こいつ、真美ちゃんに悪い事?しようとしたんだろう?・・・」木村は彼を見たままでそう言っている。
「・・・え、あ・・・その・・・」
「・・・少し懲らしめるだけだよ・・・」そう言い、4人は彼を囲んでいた!

・・・あいつら何を?・・・4人が取るであろう行動を考えてみた!
・・・あいつらの事だから、このままボコボコか・・・
・・・服を脱がして・・・え!・・・
付き合いの長い4人の行動を考えた時、怖い考えが浮かんできた!

・・・もし彼が、女!だとばれたら・・・

・・・ま、まずい・・・それだけは何とかしないと・・・ぼくの背中にはさっきと違った冷たいものが流れていた。
・・・ばれたら・・・(自主規制)だろうな・・・そんな考えが頭を過る。
・・・この状態からあいつらをどうやって・・・
ふと、脇を見るとなぜだか慶さんが樹の陰から・・・紙コップをもって・・・覗いている;;;;;;
・・・紙コップ!これって・・・チャ〜ンス!・・・ピンと頭の中に閃きが起こり、慶さんに向かって歩いていく。

「慶さん・・・何してるの?」ぼくはそう言って慶さんに笑いかけた。
「あ・・・ぐ・・偶然だね・・・真美ちゃん・・・」しどろもどろになり答える慶さん。
「偶然ねぇ?・・・こんな陰でみていて♪」
「そ・・そうだよ・・・偶然・・・」
「ふ〜ん」ぼくは慶さんにさらに近付いて言った。

「隠れてみてたの・・・姉さんに言っても・・・良いんだよね?」

ビクン!とコップが揺れる!
「きっと、姉さんもう話も・・・」
「言わないで!」慶さんはちょっとだけ泣き声になっていた。
なにしろ、慶さんはうちに来るのは姉が目的?だったりするからである(笑)
何が目的かは判らないが、態度がバレバレなのだ(笑)
その慶さんにぼくは”妹(笑)を見捨てる慶さん”のことを姉に伝えるよ?と、言ったのである(笑)

「ま・・真美ちゃん・・・」何も言えない慶さんにぼくは手を出した!
「コップ!」そう言って慶さんの腕ごとコップを顔に近付け中のにおいを嗅いでみた。
・・・うん、これ!・・・思い通りの中身にぼくはニヤリとした。
「姉さんには言わないから」
「ホントに?」
「ホントだよ・・・だから、これ良いでしょ?」そう言ってコップを奪い取った!
「うんうん・・・いいよ」ぼくの様子にただ頷く慶さんであった!

・・・間に合ったか・・・振りかえり、五人を見てぼくは足早に近付く。
「皆・・離れて」ぼくはそう言って彼に近付き、慶さんから奪い取ったコップをぶちまけた!
・・・中身がビール!のコップを・・・
顔にビールを掛けられた彼は何がなんだか判らず?ぼく達を見上げた。
ぼくはビールまみれなった彼の脇にしゃがむと手を見つめて・・・

ビッシーン!

と、思いきり頬を叩いた!
一瞬凍りつく5人!
「・・・バカ!・・・」そう言ってじっと見つめるぼく!
そんなぼくを彼は見られないのか顔を背けた。
「していい事じゃないのに」
「もう・・・お店にも来ないで!・・・」ぼくは涙を浮かべ(謎)そう言って立ちあがり木村の腕をとった。
「・・・帰ろう・・・」そう言って俯いたまま,腕を引っ張るぼく。
そんな気持ち?を判ってくれたのか、彼をそのままに皆歩き出した。

 

「真美ちゃん・・・なんにもなかった?」帰り道、木村が聞いてきた。
「うん・・・皆のおかげで・・・」俯いて歩いたまま答えるぼく。
「あんなやつ・・・もう近寄らせないから!」山口が力一杯口にしている。
「・・・ありがとね・・・皆・・・」ぼくはそう答えながら、内心はホッとしていた。
朝美さんの事守れた?し、ぼくの貞操(笑)も守れたからだ。
・・・このまま、諦めてくれればいいけど・・・ぼくはそんな事を考えながら店のドアを開けた。

 

2002.05.26  kagerou6


どもども。事の顛末はこんな感じだったんですねぇ。なんだか今回も自主規制の嵐ですけど(笑)。
しかし、真美ちゃん(笑)、演技派ですねぇ。
さあ、これからどうなるのやら。・・・っと、その前に、帰宅した真美ちゃんにどんな態度をとるのかお姉さん?(笑)

2002.05.26 mk8426

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