あのコ?の初恋・・・

喫茶KUBOTA・3

作:kagerou6

 

 

「真美・・・可愛い!」
姉はそう言いながら帯を締めている。
「く・・・苦しいよ、姉さん」ぼくはそんな姉に言い返した。
「こうしないと着崩れしちゃうから」そう言いながら更に帯に力を入れる!
「も・・う・・・苦しくて・・・」締め付けながらも言い返すぼく。
「なに言ってんの?女のこなら我慢!しなきゃ・・・」
・・・ぼく、女のこじゃ・・・きつく締められている帯に耐えながら、そんな事を考えているぼくであった!

「もう時間になるから、一旦店を閉めるね」そう言い慶さんを追い出し、ブツクサ言う4人組に怪しいなにかを手渡しながらお引き取り願っていたのは、3時になるかならないかの事であった。
「さて・・それじゃ♪」そう言いながら姉はぼくに手を掛けると、いきなりぼくの服を剥ぎ出した!
「きゃ〜(謎)」つい言っているぼく。
「ふふ・・・可愛いぜ・・ってなに言わせんのよ!」姉はそう言いながらも楽しそうに♪ぼくを剥いでいく。。。。
「もう、なんでぼくが姉さんに剥がれなきゃ・・・」そう剥がされ終わったぼくは姉にモンクを言いかけて喋れなくなった!
「ほら♪可愛いでしょ真美!」
「ま・・まさか・・・姉さん?」
「まさかって?・・・やだな真美?これがなんに見えるの?」姉はそう言いながらぼくの前でそれをピラピラさせている。
「浴衣だよネ?」
「それ以外に何に見えるのかな?」浴衣をぼくに差し出しながら言う姉。
「そ・・・んなんじゃ・・・」
「大丈夫、ちゃんとサイズは合ってるから♪」姉はそう言って時計に目を向ける。
「やだ・・・時間がない!・・・いそがないと♪」
「なんでそれに着替えなきゃならないのさ」剥がれた服で身体を隠しながらいいかえすと、姉は笑いながら言い出した!

「決まっているじゃない!そんな事」

言い切る姉に睨み付けるぼく。

「お約束(笑)だから♪」

姉の一言で思いっきり力が抜けたぼくであった。

「お約束って・・・いったいそんなの誰に言うのさ?」目の前でひらつかせている浴衣を無視して、気力を振り絞り(涙)訴えたぼくであったが・・・・
「真美!・・・そんな事言うと・・・」姉は笑いながらぼくを見つめる!
「言ったら・・・なんだっていうのさ?」
「ここの管理人から連載中止!にされちゃうよ!」
「そんなの・・・あるわけ・・・」
「そう?・・・でも彼・・・」姉は笑いながら一通の手紙を差し出した。
「なに・・・これ?」
「読んで見れば?・・・じゃないと後悔するよ?」そう姉は言いながら手紙をぼくの目の前に差し出した。
「これ・・・マジなの?」手紙を見てそう呟いていたぼく。
「そう・・・管理人は神様!だから♪」姉はそう言って浴衣を袋から取り出した。

 

「やっぱり・・・この時期は浴衣に限るね!・・・そうでしょっと・・・」姉は帯を力いっぱい締めながらぼくに呟いていた。
「そんな・・・ぼ・・く・・は・・・見るほ・・う・が・・」
「いまの・あな・・た・・は・・・みら・・れる・・・方・・なんだって・・・・・・ふぃー・・・」二人してゼイゼイしていた(涙)
「コウして見ると・・・あんた・・・」姉は化粧の道具を脇から出しながらぼくに言う。
「こう・・して・・み・・る・・と・・なん・・だ・よ・・」帯をきつく締められたぼくは、言葉も途切れ途切れでただ苦しいのを我慢して反論するのが精一杯だったからだ。
「私が男だったら、襲いたくなるわね!」
「あの・・ねぇ・・・」やっと帯の苦しさになれ(謎)いい返していた。
「あら・・・時間がないわ・・・じゃあ、始めよっか♪・・・」姉はそう言い、筆をぼくの顔に走らせはじめた!

「・・・これでいいわ・・・」姉はそう言い、ぼくの顔を満足そうに見つめている。
「・・・姉さん?・・・」
「・・・さすが私にソックリだわ!真美ちゃんは♪・・・」姉はそう言って紅筆を仕舞っている。
「なに言ってんだか・・・」そう言い返していると店のチャイムが押された。
「ハァ〜イ・・・今開けますから・・・」姉はそう言って、なんだか自分の事のようにドアを開けた。
そこには彼・・・ではなく、姉の友達(女のこ!)・・・が立ってぼくのことを見つめていた。

「あれ?朝美・・・どうしたの?」姉は期待していた訪問者で無い事に、いい加減に言っていた。
「あれ?約束したじゃない!」そう姉の友人は笑いながら言っていた。

朝美・・・佐藤朝美さん・・・は、姉の友人で”男勝り”の言葉は彼女の為!にあるような!そんな代名詞のような人であった!・・・当然ぼくなんかより大きい!・・・
「約束?なんだっけ・・・それ?」姉はそう言いながら彼女を店にいれた。
「ありがと♪・・・コーヒーね、雅美」彼女は席につくなり姉にそう言った。
・・・おいおい、姉さんにそんな事言うなんて・・・彼女のことにぼくは驚き、姉の次の行動を期待して待っていた・・・もちろん、ハプニングを!・・・
「相変わらず・・・ほれ!」姉はそう言いながらも彼女の前に素直にコーヒーを置く。
意外なその行動にぼくは驚いて二人を見つめていた。
「悪いけど・・・この後忙しいの」姉はそう彼女に言って、顔をぼくに振った。
「大丈夫・・・判ってるって!」そう言いながら、彼女は美味しそうにコーヒーを飲んでいる。

「判ってる?・・・何が・・・」彼女の言葉に姉は不思議に感じたのか聞き返していた。
「だから・・・約束!・・・」そう言ってぼくに顔を向け、意味ありそうな顔をする立ちあがった!
「朝美が・・・出た・・ら・・?・・あぁ〜・・・」姉は立ちあがった彼女に”店を閉めるから”と言いかけ、口を開いたままで唖然としていた。
彼女はなんと来ていた服を脱ぎはじめたからだ(謎)
「ちょ・・っ・と・・あ・・朝・・美・・・あんた、いきなり・・・」そう姉にいわれながらも、ドンドン服を脱いでいる彼女。
「あ・・朝・・美さ・・ん・・・」顔を赤くしながらぼくは彼女から目を逸らした。
「ん?・・・真美ちゃんどうかしたの?・・」笑いながらキップ良く(笑)脱いでいく彼女!
「いきなり・・・ぼく・・・」そう目を逸らしたままでいうぼくを、彼女は豪快!に笑い飛ばしスカートを降ろした。
「変なの?雅美とかわんないのに・・・ほら♪・・・」笑いながら脱いだスカートをぼくに被せる!
「いきなり・・・もう!・・え!」スカートを取りぼくが彼女を見ると、とうとう下着だけになった彼女が目の前にいた!

「ほら♪かわんないでしょ!」彼女はぼくのことを男のこなんて微塵にも思っていないのかその下着姿を顕にしている!
「もう・・・私の方がスタイル良いの!」姉は観念したのかドアにカーテンを降ろしながらそんな事を言っている。
「そう?真美ちゃんはどう思うの?・・・・私と雅美と・・・」彼女は笑い、そうぼくに迫ってきた。
「そ・・そんな・・・・」どきどきしながら姉と彼女を交互に見て、どう答えて良いのか考えるぼくであった。

「おっと・・・イケンイケン!・・・」彼女は時計を見て呟くと、持っていた紙袋をテーブルの上に置くと中から服を取り出した!
「早くしてよね・・・時間がないんだから・・・」姉も時計を見て彼女に催促していた!
「大丈夫・・・だよ・・・」そう言い彼女はサラシ!を姉に差し出し、キュー○ーポーズ!をいきなりした!
「なにこれ?・・・朝美、あんたいったい?・・」
「私のふくよかな胸♪に巻いて・・・」
「ふくよかな胸(怒)ですって〜」
「そう・・・私のね・・・」
「そんなに・・邪魔なんだ・・・」姉は怒りを押し殺しながら静かに答えている。
「そう・・・今は邪魔なの・・・」シレっと答える彼女に姉は、サラシを思い切り巻き始めた!
さっきぼくに巻いた帯がちぎれるような力をいれて・・・こ・・こえ〜・・・

「ふぅ・・・これで雅美と同じくらいね・・・」サラシを巻き終えた彼女はそう言い、袋からシャツを取り出した。
「あんた・・・な・・なにそれ・・・」怒鳴ろうとした姉はシャツを着た彼女に驚き、いきなり固まった!
「あ・・・あさ・・・」
「だから言ったでしょ♪・・・約束だって・・・」
「じゃあ・・・まさ・・か・・・あれ・・・」
「あ・・・今気付いたんだ?もしかして・・・」そう彼女は笑っていた。
「なんだ・・・てっきり・・・」姉は残念そうに言ってぼくを見た。
「そう・・・雅美はそんな事を期待したんだ・・・」そう彼女も笑ってぼくを見ていた。
二人の会話について行けずただ呆然としていた。

「姉さん、朝美さん・・・・今のはいったい?」二人のやり取りについていけないぼくはそう話掛けた。
「今に判るわ♪」姉はさっきと違い楽しそうに答えている。
「何がわかるの?」姉の言い様に理解出来ないぼくは、もう一人の朝美さんに目を向けた。
「あの・・あさ・・・・あ・・・あ・・れ?・・・」
「どうかしたの♪」彼女は楽しそうにぼくを見つめている。
「いえ・・・あの、知っている人と・・・」口をモゴモゴさせながらなんて言っていいか判らずにいたが、彼女は笑ってカツラを取り出した!
「判んないかな♪」クルクルとカツラを指先でまわし、遊んでいる彼女!

「鈍いわね・・・真美は!」姉はそう言って朝美さんの耳元でゴニョゴニョ呟いている。
「・・・コッチみて!真美ちゃん・・・」そう呟く彼女の声はなんだか低くなった気がした。
「なんです?いきなり」そう答えるぼくに姉は笑って、朝美さんの顔に化粧をはじめた!
驚いているぼくを見て楽しそうな二人!は、一旦化粧を止めてぼくにもっと近くに来るように言う。
「・・・?・・・なんだか・・・」
「何が”なんだか”なの?真美」普通の化粧じゃない事に気付き聞こうとしたが、姉はニヤニヤしている。
・・・え〜と、これってどっかで・・・
驚き考えこんでいたぼくを見て、姉はまた化粧を続ける。
「もう・・・気付いてもいいんじゃない?」化粧をされながら彼女は聞いてきたが、”気付く”といわれてもぼくにはさっぱりだった。
「真美は鈍いから・・・お姉さんは心配だよ!変な男の人に騙されないか・・・」姉は楽しそうに言うと朝美さんの頭にカツラを載せ、整え始める。
「変な男の人・・・ねぇ・・・」朝美さんの意味深に呟いている。
・・・変な?男の人・・・そんな事あるわけ・・・
そう考えていると彼女のセットが終わったらしく、姉はブラシを置いてぼくを見るといきなり笑った!
「・・・なんで笑うのさ?・・・」
「楽しみで♪」
「お待たせ♪真美ちゃん」そう朝美さんは言って立ちあがると、ぼくの手を握った!

「え・・え・・・え!・・・
驚くぼくを二人は楽しそうに見つめていた。
・・・そ・・そんなぁ・・・ぼくは余りの事に立っていられなくて、彼女に支えられてしまった。
二人の悪魔のような笑顔の中で・・・

 

 

つづく

2001.11.19  kagerou6


どうも、kagerou6さん、またまたまた素敵な作品をありがとうございました!
わっはっは。なんで管理人が出演してんでしょうねぇ(爆)。
それにしても、またまた面白い展開になってきていますね。これはわくわくします。
さて、次回はいよいよ朝美さんとデート(?)かな?

mk8426

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